昭和15年~昭和36年
泉南乳業の誕生と創成期
戦中戦後の混乱期から高度経済成長期へ
戦中戦後の混乱期から高度経済成長期へ
酪農家や生乳販売者の組合を母体として操業を開始した泉南乳業。昭和30年頃から始まった高度経済成長の波に乗り、殺菌や成分調整といった牛乳の品質向上にかかわる設備の近代化を積極的に推し進めました。
昭和43年~昭和63年
会社の事業拡大
伸び続ける牛乳消費量に押されて
伸び続ける牛乳消費量に押されて
昭和39年の東京オリンピック以降、小・中学校給食に牛乳が登場し始めたことや、スーパーマーケットの台頭もあって、牛乳の消費量は全国的に急増。
1リットル紙容器牛乳の流通が始まり、泉南乳業の事業も拡大しました。
1リットル紙容器牛乳の流通が始まり、泉南乳業の事業も拡大しました。
平成3年~平成13年
新しい活路の開拓
牛乳消費量が横ばいとなる中で
牛乳消費量が横ばいとなる中で
少子高齢化時代に入り、平成2年を境に国内の飲用牛乳類の生産量はほぼ頭打ちに。
そんな中、清涼飲料水のOEMに積極的に乗り出した他、作業効率化に力を入れるとともにHACCP対応にも取り組み、業務改革を行いました。
そんな中、清涼飲料水のOEMに積極的に乗り出した他、作業効率化に力を入れるとともにHACCP対応にも取り組み、業務改革を行いました。
平成15年~令和3年
さらなる信頼のために
高まる消費者の安全意識に応えて
高まる消費者の安全意識に応えて
乳業メーカーによる食中毒事件をはじめ、さまざまな食品偽装が相次ぎ、消費者の信頼が揺らいだ2000年初頭。その危機感から、品質と安全を第一に、国際基準に対応した境をいち早く整え、取引先との信頼関係を強化しました。
会社沿革
昭和15年 | 大阪府泉南乳業商業組合が設立許可され、組合長に角野繁三郎が就任し、生乳生産者、販売者が団結を図った。 |
昭和18年 | 株式会社組織に変更し、商号を「泉南牛乳処理株式会社」と改め、資本金195000円で発足。 初代社長に角野 繁三郎が就任し、貝塚市小瀬532番地で操業を開始。 |
昭和20年 | 二代目社長に、田中 利清が就任。 |
昭和24年 | 泉南酪農協同組合を吸収合併。 |
昭和34年 | 設備近代5ヶ年計画が完了し、スウェーデン製プレート式殺菌機、脂肪調整用パワーセパレーター、三菱重工製自動洗壜機2基、煉乳製造設備一式等の近代設備が完成。 |
昭和35年 | 生乳生産者、販売者と泉南牛乳役員を以って、事業・生活資金を融資する「泉南牛乳互助会」を結成。 |
昭和36年 | 堺市土塔町1991番地に堺工場を建設。敷地16927m2、建物延6256m2、処理能力日産55tの乳製品製造工場が完成し、操業を開始。 商号を「泉南牛乳処理株式会社」から「泉南乳業株式会社」に、商品名を「泉南牛乳」から「新泉牛乳」に変更。 |
昭和43年 | 資本金4862万円に増資。 伊藤運送店他運送店と泉南乳業輸送部が合併し、「新泉牛乳輸送株式会社」を設立。 |
昭和44年 | 三代目社長に、山本 三郎が就任。 |
昭和49年 | 福利厚生施設として、和歌山県白浜温泉に「海の家ヴィラ古賀浦」開設。 |
昭和50年 | 廃水処理設備(接触酸化法)処理能力350t/日が完成。 |
昭和51年 | 従業員福利厚生として、「全日本乳業厚生年金基金」設立と同時に加入。 |
昭和53年 | 新鮮でより衛生的で完全な製品をお届けするための壜・紙容器充填室のクリン・ルーム化が完成。 |
昭和54年 | 当社を中心とする大阪乳業協同組合の協同事業として、在阪6社で北海道より直接原料乳を受け入れ「北海道牛乳」を新発売。 |
昭和56年 | キーコーヒー株式会社と提携し、「キーアイスコーヒー」等キーブランド商品を数種新発売。 全国を7社で分担し、全国ネットの商品として愛飲される。 |
昭和60年 | 大阪府工場緑化コンクールで銀賞を受賞。 |
昭和63年 | 5ヶ年計画にて生産設備の拡充に着手。 [受乳設備の拡充、冷蔵庫の拡張、長期保存製品製造設備の新設、紙容器充填機の増設、検瓶設備の充実、資材倉庫の増設他] |
平成3年 | アサヒ飲料株式会社、大阪市水道局他と製品製造契約を結ぶ。 |
平成5年 | 創業50周年を迎える。四代目社長に米山 惠が就任。 |
平成6年 | 小型貫流式ボイラー・2t/h×3基を設置。(燃料…都市ガス) |
平成7年 | 「新泉チャレンジ計画」策定。それに基づく設備改善(殺菌機から充てんまでのライン自動化及び紙充填機、井戸水濾過装置等の新設。) |
平成8年 | 株式会社不二家と製品製造契約を結ぶ。 |
平成11年 | カゴメ株式会社、株式会社林原商事と製品製造契約を結ぶ。 噴射式自動洗瓶機関連設備と天付キャップ装着機導入。第2資材倉庫完成。 工平成11年場内をHACCP対応に大改造し厚生省へHACCP承認申請。10月承認。 |
平成12年 | 某乳業メーカーによる食中毒事故発生、乳業界全般に波紋。 |
平成13年 | 冷蔵庫拡張(ドックシェルター方式) |
平成15年 | 創業60周年を迎える。 |
平成16年 | 五代目社長に兵頭 誠が就任。 |
平成17年 | JQA ISO9001 及び ISO9001-HACCP 認証取得。 |
平成18年 | JQA ISO14001 認証取得。 |
平成19年 | 六代目社長に吉田 茂夫が就任。 |
平成20年 | ESL対応設備の新設(賞味期限の延長)。 |
平成21年 | 清涼飲料製造ライン増設。 |
平成22年 | 冷蔵庫拡張と新社屋竣工。 |
平成23年 | JQA ISO 22000 認証取得。 JQA ISO 22000 認証取得したため、JQA ISO9001-HACCP 認証取下げ。 |
平成24年 | 放射性物質新基準への対応を開始。放射線測定器購入(導入) JQA FSSC 22000認証取得。 |
平成29年 | FSSC 22000は、ISO 22000 を包含した規格のため、JQA ISO 22000認証取下げ。 |
令和2年 | 紙容器充填設備を増設。 |
令和3年 | 瓶入り牛乳の製造が終了。 |