泉南乳業の誕生と創成期

【戦中戦後の混乱期から高度経済成長期へ】

酪農家や生乳販売者の組合を母体として
操業を開始した泉南乳業。
昭和30年ごろから
始まった高度経済成長の波に乗り、
殺菌や成分調整といった牛乳の品質向上に
かかわる設備の近代化を積極的に推し進めました。

昭和15年
大阪府泉南乳業商業組合が設立許可され、組合長に角野繁三郎が就任し、生乳生産者、販売者が団結を図った。
昭和18年
株式会社組織に変更し、商号を「泉南牛乳処理株式会社」と改め、資本金19万5千円で発足。初代社長に角野繁三郎が就任し、貝塚市小瀬532番地で操業を開始。
昭和20年
二代目社長に、田中利清が就任。
昭和24年
泉南酪農協同組合を吸収合併。
昭和34年
設備近代5ヶ年計画が完了し、スウェーデン製プレート式殺菌機、脂肪調整用パワーセパレーター、三菱重工製自動洗壜機2基、煉乳製造設備一式等の近代設備が完成。
昭和35年
生乳生産者、販売者と泉南牛乳役員を以って、事業・生活資金を融資する「泉南牛乳互助会」を結成。
昭和36年
堺市土塔町1991番地に堺工場を建設。敷地16,927m2、建物延6,256m2、処理能力日産55tの乳製品製造工場が完成し、操業を開始。 商号を「泉南牛乳処理株式会社」から「泉南乳業株式会社」に、商品名を「泉南牛乳」から「新泉牛乳」に変更。

会社の事業拡大

【伸び続ける牛乳消費量に押されて】

昭和39年の東京オリンピック以降、
小・中学校給食に牛乳が登場し始めたことや、
スーパーマーケットの台頭もあって、
牛乳の消費量は全国的に急増。
1リットル紙容器牛乳の流通が始まり、
泉南乳業の事業も拡大しました。

昭和43年
資本金4,862万円に増資。
伊藤運送店他運送店と泉南乳業輸送部が合併し、「新泉牛乳輸送株式会社」を設立。
昭和44年
三代目社長に、山本三郎が就任。
昭和49年
福利厚生施設として、和歌山県白浜温泉に「海の家ヴィラ古賀浦」開設。
昭和50年
廃水処理設備(接触酸化法)処理能力350t/日が完成。
昭和51年
従業員福利厚生として、「全日本乳業厚生年金基金」設立と同時に加入。
昭和53年
新鮮でより衛生的で完全な製品をお届けするための壜・紙容器充填室のクリン・ルーム化が完成。
昭和54年
弊社を中心とする大阪乳業(協)の協同事業として、在阪6社で北海道より直接原料乳を受け入れ「北海道牛乳」を新発売。
昭和56年
キーコーヒー(株)と提携し、「キーアイスコーヒー」等キーブランド商品を数種新発売。全国を7社で分担し、全国ネットの商品として愛飲される。
昭和60年
大阪府工場緑化コンクールで銀賞を受賞。
昭和63年
5ヶ年計画にて生産設備の拡充に着手。
[受乳設備の拡充、冷蔵庫の拡張、長期保存製品製造設備の新設、紙容器充填機の増設、検瓶設備の充実、資材倉庫の増設他]

新しい活路の開拓

【牛乳消費量が横ばいとなる中で】

少子高齢化時代に入り、平成2年を境に
国内の飲用牛乳類の生産量はほぼ頭打ちに。
そんな中、清涼飲料水のOEMに
積極的に乗り出したほか、
作業効率化に力を入れるとともにHACCP対応にも
取り組み、業務改革を行いました。

平成3年
アサヒ飲料(株)、大阪市水道局他と製品製造契約を結ぶ。
平成5年
創業50周年を迎える。
四代目社長に米山 惠が就任。
平成6年
小型貫流式ボイラ・2t/h×3基を設置。(燃料…都市ガス)
平成7年
「新泉チャレンジ計画」策定。それに基づく設備改善(殺菌機から充填までのライン自動化および紙充填機、井戸水濾過装置等の新設。)
平成8年
(株)不二家と製品製造契約を結ぶ。
平成11年
カゴメ(株)、(株)林原商事と製品製造契約を結ぶ。
噴射式自動洗瓶機関連設備と天付キャップ装着機導入。第2資材倉庫完成。
工場内をHACCP対応に大改造し厚生省へHACCP承認申請
10月承認。
平成12年
某乳業メーカーによる食中毒事故発生、乳業界全般に波紋。
平成13年
冷蔵庫拡張(ドックシェルター方式)

さらなる信頼のために

【高まる消費者の安全意識に応えて】

乳業メーカーによる食中毒事件をはじめ、
さまざまな食品偽装が相次ぎ、
消費者の信頼が揺らいだ2000年初頭。
その危機感から、品質と安全を第一に、
国際基準に対応した境をいち早く整え、
取引先との信頼関係を強化しました。

平成15年
創業60周年を迎える。
平成16年
五代目社長に兵頭 誠が就任。
平成17年
JQA ISO9001 及び ISO9001-HACCP 認証取得。
平成18年
JQA ISO14001 認証取得。
平成19年
六代目社長に吉田 茂夫が就任。
平成20年
ESL対応設備の新設(賞味期限の延長)。
平成21年
清涼飲料製造ライン増設。
平成22年
冷蔵庫拡張と新社屋竣工。
平成23年
JQA ISO 22000 認証取得。
JQA ISO 22000 認証取得したため、JQA ISO9001-HACCP 認証取下げ。
平成24年
放射性物質新基準への対応を開始。放射線測定器購入(導入) JQA FSSC 22000認証取得。
平成29年
FSSC 22000は、ISO 22000 を包含した規格のため、JQA ISO 22000認証取下げ。